髪の毛は健康な状態を維持するために、一定のサイクルで生え変わります。これを「ヘアサイクル(毛周期)」といいます。髪の悩みの原因の多くは、この「ヘアサイクル」の乱れによるものです。
「成長期」に髪の毛は1日約0.3〜0.5㎜伸び、長く丈夫な髪へと成長を続けます。その後「退行期」に入ると成長が弱まり、次第に細くなっていきます。そして「休止期」を迎える頃には毛根の位置が浅くなり、新たに成長を始めた髪の毛に押し出され、自然に抜け落ちているのです。ヘアサイクルが乱れると、成長期が短くなり、十分に髪の毛が成長しきれず細く抜けやすい髪の毛が増えてしまいます。つまり、薄毛や抜け毛を根本的に解決するためには、ヘアサイクルを正常に整え、状態を保つことが大切なのです。
抜け毛には「正常脱毛」と「異常脱毛」があります。休止期を終え、自然に抜け落ちる髪の毛の1日の平均は60〜80本です。100本以内であれば正常範囲内なので問題ありません。しかし1日に100本以上の髪の毛が抜ける場合は「異常脱毛」であり「頭皮環境が危険にさらされている証拠」です。早急に正しいケアをはじめ、薄毛・抜け毛の進行を防ぎましょう。頭皮環境に気を配ることは育毛・発毛にとってとてもよいことです。ですが、抜け毛に敏感になりすぎるとストレスが増し、余計に頭皮に負担をかけてしまいます。正常脱毛と異常脱毛の違いをしっかり理解しておくことが解決への近道です。抜け毛の毛根の状態で自分の頭皮環境が今どのような状態にあるのかセルフチェックができます。早速、確認してみてください。